※2020年4月24日に前ブログで公開した記事を再投稿したものです。
どうも!石橋(@ishibashi0909)です。
コロナの影響で、様々な店舗がオンライン、リモートでのでのお給仕をはじめましたね。
皆さんはもう体験しましたでしょうか。
先日、オンラインコンカフェ「てれぱしっく」さんから、ぜひ一度オンラインコンカフェを体験してみませんか?という嬉しいお誘いを頂きました。
そこで今回は「てれぱしっく」のレポを書いていきます。
ちなみに現在(2020/06/15)てれぱしっくでは、トーク30分無料キャンペーンを実施しているので、もしこの記事を読んでご帰宅してみようかなと思った方がいらしたら、利用することをおすすめします。
※今回のブログは店舗さんの方からお声をかけていただいての執筆になります。
ただ金銭を頂いたりはしていません。
「てれぱしっく」にご帰宅する前の準備
Zoom
てれぱしっくはZoomというビデオ通話アプリを使って、オンライン上でご帰宅する。
Zoomは今回のコロナウイルスの関係でよく話題に上がるリモートワークや、いわゆる『オンライン飲み会』で最も利用されているアプリだ。
そのため、コロナ前と比べて、使ったことがあるという方も多くなっているのではないだろうか。
Zoomはパソコンだけでなく、スマホ、タブレットからでも利用できる。
かなり軽いアプリなので、ダウンロードもサクサク進んだ。
詳しい使い方については、様々なサイトが競い合うように細かく説明しているので、そちらを検索していただきたい。
前払い制
てれぱしっくは前払い制のため、事前に「ジュエル」というチケットを購入する必要がある。
その後、LINEかTwitterのDMで日時を予約をして、当日の指定した時間に画面越しにご帰宅するという流れだ。
ジュエルは10個5,500円で販売されており、2ジュエルごとに30分キャストと1対1でおしゃべりすることができる。
つまり30分1,100円。この金額は業界最安なのではないだろうか。
また、いきなり10個も買うのは躊躇するなぁという人には、お試しプランとして5個セット3,000円というのもある。
ジュエルは他にも、その場でオプションに使うこともできる。
オプションはキャストごとに異なっており、てれぱしっく公式サイトのプロフィールから確認することができる。
今回はとくにオプションは利用しなかったが、アカペラで歌ってもらうなどは1回1ジュエルでお願いすることもできるそうだ。
ちなみにジュエルはBASEというネットショップのサイトから購入することになる。
テレビCMもやっているようなサイトなので安心感はある。
支払い方法は、クレカ、コンビニ払い、携帯決済、銀行振込が可能だ。
細かいことはてれぱしっくの公式サイトを確認して欲しい。
https://onlineconcafe.com/system/
いざ「てれぱしっく」にご帰宅
キャストさんとの会話
今回、対応してくれたキャストさんは深雪ぼたんさん。深い雪と書いてミユキと読む。
見た目はホワホワしてそうだが(失礼)、いざ喋ってみるとかなりしっかりしていた。
受け答えや喋り方も丁寧だし、なにより相手が喋っているときにちゃんと聞いてくれる。
自分の言いたいことを一方的に喋ってしまうキャストさんも多いけれど、話し上手は聞き上手というように、ぼたんさんは会話のボールをちゃんとキャッチしてくれて、優しく投げ返してくれる。
石橋 「どういった経緯で、てれぱしっくでお給仕することになったんですか?」
ぼたんさん 「今も新宿のコンセプトバーでお給仕しているのですが、コロナウイルスの関係でお給仕ができなくなってしまったんです。それで自分でチケットを販売してオンライン営業をやってみたんですが、うまくいかなくて、そんな時にてれぱしっくのツイートがタイムラインに流れてきて、それでやってみようかなって思ったんです。」
ぼく「なるほど」
ぼたんさん 「やっぱり運営してくれる人がいたほうが安心できるというのもあって、お給仕することにしたんです」
石橋 「ちなみに実店舗でのお給仕とオンラインとではいろいろ勝手が違ったりしますか?」
ぼたんさん「実店舗だとキーホルダーやチェキ帳などお客様の持ち物から話題を作りやすいんですが、どうしてもオンラインだとが画面上の情報しかないので、そこがちょっとむずかしいなって、やってて思いますね…!」
ちなみにその後、会話中にぼたんさんがふとキキララのカップで飲み物を口にしたので「僕もキキララ好きなんですよ。今回の総選挙9位でしたよね」と、サンリオ総選挙の話題でちょっとだけ盛り上がることができた。
つまりはこういうことなのだと思う。
オンラインコンカフェを利用する皆さんも、壁にアイドルのタペストリーを貼ったりアニメTシャツを着たり、フィギアを肩に載せたりすると話題が盛り上がるかもしれない。
石橋 「あと、Twitterを拝見させて頂いたんですが、ネギ坊主を育ててるんですか?」
ぼたんさん「(笑)。スーパーでネギを買ったら、たまたまネギ坊主くんがついてまして、父親が趣味で畑をやっている関係で、ネギ坊主というものが可愛らしく思えてしまって、それを切り捨てるのも可愛そうだったので、花が咲くのかなと思って、育ててみたんですよ」
ちなみにぼたんさんはゆるふわナイトという1日コンカフェのようなイベントでキャストとして活躍している。
毎月2回コンスタントにやっているそうなので、こちらも要チェックである。
雰囲気はほのぼのしており、「キャストも無理なくお客さんも楽しく」というのがコンセプトだという。
「てれぱしっく」について
ここからはてれぱしっくについての話題に
石橋 「キャストさんも個性的な方が多いですよね。LGBTの方や男の娘も在籍してたり。」
ぼたんさん 「そうですね。実店舗だとなかなか受け入れが難しいと思うんです。どうしても他のキャストさんとの兼ね合いとかもありますし。だけど、そういう面をフリーにできるというのがオンラインの良いところです!」
石橋 「確かに!また、その多様性がある部分が、コンカフェ的ですよね。他の職業、例えばガールズバーやキャバクラなんかだと難しいと思うんです。でもコンカフェだと許されるところがありますよね。」
ぼたんさん 「コンセプトになりますよね。」
石橋 「地方の利用者もいるんですか?」
ぼたんさん 「そうですね。私のお客様だと関西の方がいらっしゃって、その方は普段は(新宿の)お店の方に月に1回来ていただいてたんですが、てれぱしっくならコンスタントに来れるということでご利用していただいています。」
石橋 「確かに関西からだと通うだけでもけっこう大変なので良いですよね。」
石橋 「あと、オンラインでいっしょにゲームもできたりするんですか?」
ぼたんさん 「そうですね。私はゲームは全くできないので、私はオンラインで宅飲み状態です(笑)」
石橋 「やっぱりお客さんはお酒飲まれる方が多いですか?」
ぼたんさん 「お客さんによるかなって感じですね。私が飲んでてお客さんが飲まないってこともあるので!」
石橋 「珍しいパターンですね(笑)」
石橋 「お客さんによっては時間が余っちゃって持て余すことってありますか?」
ぼたんさん 「30分だとあっという間なので、あまりないですね。会社の愚痴や『最近どうなの?』みたいな会話、コロナについてみたいな時事のトークもできるので、私としては1時間とか2時間でもぶっ通しでやれちゃいますね!」
石橋 「じゃあお客さん的にはそんなに身構えて、事前に話題を作って挑まなくても大丈夫ですか?」
ぼたんさん 「全然大丈夫だと思います。私はとくに特定のアイドルやアニメに特化しているわけではないけど、その代わり日常の会話は良くするので、身構えてこなくても大丈夫です(笑)。ただ『面白そう』って理由で選んでくれればって思います。」
石橋 「お店の好きなところがあれば教えてください。」
ぼたんさん 「自分の提案を結構、聞き入れてくれるところです。自分オリジナルのメニューが作れるのは他の店舗にはないかなと思います!」
石橋 「例えばどういうのがありますか?」
ぼたんさん 「私の場合は、キャスドリのシステムを自分のオプションに入れさせていただいております。」
石橋 「そうなんですね!」
ぼたんさん 「他の実店舗だとその店のコンセプトに自分が入らなくてはならないけれど、自分オリジナルが作れるのは魅力だなと思ってます。」
石橋 「常連さんサイドもぼたんさんは飲むキャラだと認識しているので、嬉しいですよね。」
ぼたんさん 「そうですね!」
石橋 「注文するとボタンさん自身がドリンクを用意するんですか?」
※ぼたんさんは自宅でお給仕している
ぼたんさん 「そうですね(笑)」
石橋 「お酒は何を飲まれるんですか?」
ぼたんさん 「私、一番好きなのジントニックなんですよ」
石橋 「おぉ!」
ぼたんさん 「今は大きいビフィーターの瓶をずっと置いてあって、それとトニックウォーターで自分でカクテルにして飲んでます!」
石橋 「もうトニックウォーターが自宅にあるんですね!」
ぼたんさん 「トニックウォーターも完備してます!」
石橋 「本格的ですね。あと、目の前でドリンクを作ってくれると視覚的にもコンカフェ感が出て良い演出になりますよね。」
ぼたんさん 「わりと多めのジンで作ってます(笑)」
石橋 「自ら酔にいくという!」
ぼたんさん 「(笑)」
石橋 「逆にこれは課題かなみたいなのもありますか?」
ぼたんさん 「オンラインなんで、オンラインに慣れている方と慣れていない方で利用するかしないかが分かれちゃうところですね。」
石橋 「なるほど。」
ぼたんさん 「私のお客さんだと結構、年配の方も多くて『使えない』『知らない』と言う方もいるので、国全体の話になってしまうけれど、オンラインで何かをするということにもっと前向きになってくれたら、より利用してくれる方も増えるのかなと思います。」
石橋 「オンラインならではの課題ですね。」
石橋 「今後やってみたいことはありますか?」
ぼたんさん 「数人のキャストとお客様みたいなお給仕もやってみたいですね。コンカフェだったら一度に複数のキャストを独占するのってできないので、新しいのかなと思いますね。」
石橋 「あと、お客さんによっては1対1でずっと喋るのが苦手な方もいると思うので、キャストさんが複数いれば、自分が喋らなくても沈黙にならないから気が楽ですよね。」
ぼたんさん 「キャストが2人でも良いですし。お客様が2人でも面白いかなと!」
石橋 「面白いと思います。お客さん同士の会話もコンカフェの醍醐味ですよね。」
ちなみにこの記事ではスクショを特別に掲載しているが、通常はスクショと録画は禁止されている。
その代わり、キャストが写メを自撮りしたものを送ってもらうことができるという。
ぼたんさんの場合は写メのデータをチェキにして送ってくれるそうだ。
石橋 「実際に体験してチェキがあったり、キャスドリがあったり、思ったよりもコンカフェしてて驚きました。」
ぼたんさん「私が実店舗で仕事していることもあって、できるだけ『オンラインでもお店と変わらないよ』という状況を作りたくて、そこは色々とメニューを考えました!」
それから最後に運営の方と軽く挨拶させていただいた。
運営の方も見た目からして真面目そうで、腰が低く、とても丁寧で、そしてうちに秘める情熱を感じることができた。
ちなみにてれぱしっくは4月から活動しているが、とくに新型コロナウイルスがあったからというわけではなく、前々から企画はしていたということだ。
感想
思ったよりもかなり楽しめた。
そして、キャストさんも運営さんもかなりしっかりしていた。
やはり実店舗をもたないオンラインコンカフェというものが初めてだったので、もっといい加減な人たちが出てきたら記事をどう書こうと正直恐れていたが、全然ちゃんとしていたので良かった。
そして、だからこそ楽しめたんだと思う。
それとオンラインのお給仕というと、オフラインの通常のお給仕よりも足りない部分が気になってしまいがちだが、逆にオンラインだからこそできることってなんだろう?みたいな姿勢を感じることができたことも面白かった。
マイノリティな人たちでも気兼ねなく働けたり、お店に行くのが難しい人でも気軽に通えたりするところなどはオンラインならではの強みだと思う。
今後、どのように展開していくのか気になる1店だ。